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変化の原因を決めつけてはいけない
メンタルヘルスケアを進めるときに「してはいけない3つの対応」があります。1つ目は「変化に気づかない」こと、2つ目は「変化に気づいても何も行動を起こさない」こと、3つ目が「変化に気づいて、原因を決めつける」ことです。
とえば、ある部下に最近遅刻が多いことに気づいたとします。そのとき、あなたがその部下を呼びつけて、いきなり「最近遅刻が多いのは、夜中までゲームをしたりテレビを見たりしているのだろう」とか「夜遅くまで飲み歩いているからだろう」といえば、これは「変化に気づいて原因を決めつけている」ことになり、よい対応とはいえません。「忙しく仕事をしていれば、疲れて眠れるものだ。暇が多すぎるのではないか」「一所懸命仕事をしたら、ぐっすり眠れるんだ」と非難や説教をするのも同様です。
こういうときには、相手を責める前に「彼(彼女)はなぜ遅刻してしまうのだろう?彼(彼女)の中でどんなことが起こっているのだろう」とその背景について想像し、いろいろな要因の可能性を踏まえた上で、本人の話を聴くことが適切な対応といえます。
管理者の陥りやすいところ
職場のメンタルヘルスを保持・増進していく上で、管理者が陥りやすい点には、次のようなものがあります。ときどきご自身をふりかえってみましょう。
目前の仕事をこなすのが精一杯で、職場内の人間関係のもつれなどに目を配る余裕が持てない
部下を客観的に観察する余裕がないために、部下の日常と違った変化や部下の援助を求める動きに気づかない。
価値観の多様化に追いつけず、画一化した価値観や考え方で対応しようとする。また、そうしたことの問題性に気づかない。
問題解決にあたってマニュアルどおりに進めることを第一義とするあまり、状況に応じて柔軟に対処することの大切さに気づかない。
自分の手に負えるかどうかの判断がなかなかできず、対応が後手にまわってしまう。
性急なあまり真の原因を追及せず、表面的な状況判断で処理するため、的確な対応が遅れてしまう
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