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明るく活気ある職場づくり
◆明るく活気ある職場づくりのポイント
管理者は、職場不適応などの問題に対処することも大切な役割ですが、それ以前に、明るくて活気があり、士気の高い職場の実現に努める必要があります。そうした職場では、不適応が生じにくいといえるからです。
明るく活気ある職場は、管理者が次の事項を積極的に推進することによって実現されるものでしょう。
仕事に関するストレスの除去――社員の能力・性格・意向などを考慮
仕事の内容・量は、ときとしてストレス要因になります。社員の能力、性格、意向などを把握し、現場の状況を考慮して、次のような点に注意しましょう。
適材適所の配置、適時の異動など、人事管理の適切な運用
勤務内容・条件上の配慮(変則勤務・深夜勤務などがやむをえない職場では、疲労蓄積などの健康管理に十分気をつける)
良好な人間関係の形成――交流の場・気分転換の場も大切
職場のストレス要因で最大のものは、人間関係の葛藤といっても過言ではありません。
上司と部下の間の葛藤はストレスに大きく影響します。管理者は、ときおり「上司としてのあり方」をかえりみることが必要です。
少人数や多職種の職場では、組織的に社員相互のコミュニケーションを積極的に作り出すことが大切です。人間関係がいったんこじれると、深刻な影響が出てきます。
人間関係がより複雑な職場では、日常の円滑な人間関係が何よりも大切です。管理者は計画的に交流の場、気分転換の場を設定することが必要です。
リーダーシップのとり方――職場の状況に柔軟に対処
仕事と人との両面を常に視野に入れ、職場の状況に柔軟に対処していくことが大切です。現実には、管理者の性格などに左右されがちですから、自分の性格についても認識を深める必要があります。
社員の指導・育成――育てる心ときめ細かい対応が大切
評価すべきところは評価し、ほめるべきところはほめ、注意すべき点は注意することが、基本になります。
叱ったときは、その後、上司の方から積極的に声をかけるなど、フォローを行い、社員の気持ちを前向きにするようにしましょう。
ストレスが多くかかる時期(採用時、転職時、昇任時、育児期間など)の社員に対しては、個人の状況に応じたきめ細かい対応を心がけましょう。
互いに相談しあえる雰囲気――こころから耳を傾け、共感して理解を
いに気軽に相談できる職場の雰囲気づくりも大切です。部下から相談を受けたときは、真剣にこころから耳を傾け、共感して理解に努める気持ちをもって対応しましょう。
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