職場ストレッサーに直面した社員が、持続するストレッサーに適切に対処できず、ストレス状態(反応)が持続した場合、職場不適応に陥る場合があります。ところで、職場不適応とは何でしょうか。 職場不適応とは、一般に“個人と職場環境との相互関係から心理的不全感と身体的不調感を自覚した状態”といわれています。また、このような職場不適応の特徴は、その初期である「不適応状態 I」から、深化した過程である「不適応状態 IV」まで、4段階に分類して示されています。それぞれの段階で、本人にとってどのように自覚されるかという「本人の自覚内容」と、周囲からどのように観察されるかという「周囲から観察される行動」との特徴的な内容を図に示します。
不適応状態の特徴