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「聞く」から『聴く』へ
私たちは普段、いろいろな聞き方をしています。自分の意見や感情、情報・指示命令などを言うだけで、まったく相手の話を聞かない「一方通行型」、人の話をいい加減に聞いて、自分本意に解釈する「誤解型」、相手の話を先入観や偏見を通して聞く「曲解型」、話を聞いても最初から理解しようとしない「無理解型」、それすらもない「断絶型」など、自覚しているいないにかかわらず、このような聞き方が日常茶飯事です。
メンタルヘルス問題をかかえている人に限らず、たとえ相手が健全な人であっても、相手を何らかの意味で助けようとするときの聞き方は、以上に挙げたような聞き方ではいけません。この人を援助したいという気持ち、少なくとも、相互理解を求める意志のあることが、これから述べる聞き方の前提条件です。
本当のコミュニケーションの第一歩は、まず相手を聴くことです。聴くとは私たちが、普段やっているような聞き方ではなく、相手の言葉をできるだけ正確に、そしてその言葉とともにある、その人の心を聴くという聞き方です。
相手が、今どのような状態・気持ちであるのか、どのような考え・欲求を持っているのか、あるいはその人の経験・価値観・性格その他、その人自身を知る必要があります。そうでなければ、適切な対応や援助はできません。「敵を知り己を知らば、百戦危うからず」という孫子の兵法は、この場合にもあてはまるのです。
相手を知る方法は、いくつもありますが、誰にでもできることは、相手と会って、話を聴くことです。
私たちが日頃、何気なくやっている「聞く」は、意識せずに身についた能力なので、努力しなくても人の言葉や声は聞こえます。そのため、つい人の話をいい加減に聞き流す傾向があります。
一定の時間、人の話を普段のように聞いてもらった直後、その内容をどのくらい聞いていたか、を調べるという実験によると、20%が最高だったとのことです。つまり残り80%は、右の耳から左の耳へと素通りしているわけです。ちょっと身体の調子が悪かったり、他のことに気を取られたり、雑念が湧いたりすると、たちまち10%とか5%程度に落ちてしまうそうです。
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