Specific |
あいまいな目標設定ではエネルギーの焦点がボケてしまい、達成されにくいものです。達成しやすくするために目標を『具体的』な表現で示すことが大切です。同時にその目標が肯定的な表現であるかを確認することです。否定的な表現では否定的な状況に焦点があたり、目標達成を意識したつもりでも、潜在意識的には否定的状況、つまり失敗を追ってしまうのです。 |
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Measurable Motivational |
「今70%まで実現している」など、成果が計れる目標にしましょう。「営業スキルアップ」「顧客満足向上」など計測しにくい目標の場合は、『具体的にどういう状態に達したらよしとするか』を目標設定段階で明確にしておきましょう。例えば、「売上高○%アップ」「クレーム率○%ダウン」など。
※「M」は同時にMotivational:動機づけやすく、でもあります。漠然とした目標ではモチベーションは生まれにくく、また、もう少しで手が届きそうな目標でなければ、努力の動機が生まれにくいのです。 |
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Attainable |
達成不可能な目標は目指すべきゴールがないようなもので、部下の意欲低下を招くことになります。ただし達成可能な目標であっても、あまり努力しなくても達成できるレベルでは良い目標とは言えません。部下の成長を促すためにも、多少のリスクを冒さなければ届かないレベルに設定されたものが効果的な目標と言えます。少し背伸びすれば達成できる目標を〔ストレッチ目標〕と言います。 |
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Relevant |
Relevantとは『適切な、関連のある』という意味です。組織の上位目標などと関連のある目標を設定しましょう。SMARTのRをRealistic(現実的な、実際的な)と言う人もいます。組織の理念、ビジョンなどにつながっていて、現実味があり、信頼できるレベルの目標であることが大切です。 |
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Time Phased |
『いつまでに達成するのか』、期限が明確になっていることが重要です。期限があった方が達成感も大きいものです。SMARTのTをTrackable(追跡可能)と言う人もいます。目標設定の段階で、追跡可能な目標にしておくと、のちのちフォローアップがしやすくなります。期限が明確であったり、目標達成までの軌跡を追い続けることができるような計画性のある目標設定が求められています。 |
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