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医師は最高のサポーター
うつ病であることを自覚するまでのプロセス
診療科目について知っておこう
うつ病を治すための7つのポイント
うつ病の治療:急性期治療
うつ病の治療:継続期・維持期治療
うつ病が慢性化した場合
新しい抗うつ薬として登場したSSRI
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診療科目について知っておこう |
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うつ病の治療は、「精神科」「精神神経科」「心療内科」のある医療機関で受けることができます。その他の診療科目でもうつ病の治療を行なっていますが、診療科目によって治療方法が大きく変わるということはありません。
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◆「精神科」「精神神経科」「心療内科」の違い |
「精神科」は、病院によっては、「精神神経科」や「神経科」という名前をつけている(標榜している)ところもありますが、いずれも医療の内容に違いはありません。精神科という名称に抵抗を覚える方が少なくないので、「精神神経科」または「神経科」という診療科目にしているところもあります。
「精神科」「精神神経科」「神経科」は精神医学の専門科で、扱うのは人間の精神や心理機能における障害の領域、すなわち、精神疾患全般です。うつ病は大きくとらえれば精神障害のなかの「気分障害」のひとつですから、精神科医はうつ病治療の専門家ということになります。「心療内科」は、人間の心とからだは一体のものであるという考え方から発達してきた「心身医学」の専門科です。
心療内科は、心理的な要因が身体的な症状として現れている病気、主に心身症の治療を行ないます。代表的な例では、ストレス性の胃炎、胃潰瘍、胃腸炎、円形脱毛症などがあります。
これらは精神面の不調によって引き起こされる病気ですから、からだの症状を治療するだけではよくならず、心因的な問題も取り除く必要があるからです。うつ病でも、身体的な症状が出る方が多いため、心療内科ではうつ病の治療も行なっています。
「精神科」「精神神経科」「心療内科」と診療科目が違っても、うつ病の治療方法が変わるということはありません。 |
◆神経内科・脳外科とは? |
神経内科の医師もうつ病を治療しています。
神経内科は脳、脊髄の中枢神経、末梢神経、筋肉などの病気を診ます。主に脳梗塞、脳出血といった脳血管障害、パーキンソン病、重症筋無力症、筋ジストロフィーなどの筋疾患を治療しています。最近では、神経内科を標榜しているクリニックでも、うつ病の基本的な治療ができるところがでてきています。
一方、脳外科は、脳の外傷、脳腫瘍、脳の血管障害など、外科的治療を必要とする病気が専門の科目です。
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精神科、精神神経科、神経科 |
うつ病や統合失調症などの精神障害が治療対象 |
神経内科 |
脳、脊髄、筋肉など神経系の異常が治療対象 |
脳外科 |
脳の外傷、腫瘍、脳血管障害を外科治療する |
心療内科 |
内科の一分野で、心理的な因子がからだの変調をもたらす心身症を主に治療する |
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