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Contents
ストレス雑学
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ストレスコントロール
うつ病とこころの病気
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コーチング&ファシリテーション
セクハラ&パワハラ
家族のためのメンタルヘルス
ストローク“こころの栄養素”
キャリアデザイン
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こころの健康診断
「治すためのメンタルヘルス」から、『予防し高めるためのメンタルヘルス』へ
うつ病とこころの病気
INDEX
1 うつ病について
6 うつ病の方へのかかわり方
2 うつ病になるきっかけとは?
7 職場復帰と再発予防〔こころのリスクマネジメント〕
3 うつ病をチェックしよう チェックリスト
8 うつ病と自殺
4 うつ病の診断基準
9 職場で問題となる疾病とその対応 チェックリスト
5 通院・治療・服薬について
 
9:職場で問題となる疾病とその対応
→精神障害の分類と診断名   →統合失調症   →躁うつ病(気分障害)   →神経症   →摂食障害(拒食症、過食症)   →パーソナリティー障害   →薬物依存症   →アルコール依存症   →久里浜式アルコール依存症チェックリスト   →依存症の種類   →心身症   →外傷後ストレス障害(PTSD)   →急性ストレス障害   →適応障害   →自律神経失調症   →自律神経失調症調査表チェックリスト
急性ストレス障害
PTSDに先立って起きるのが「急性ストレス障害」です。

PTSDとの違いは、症状が発症する時間と持続期間で、急性ストレス障害は、事件などの外傷を体験したのち、4週間以内に起こり、少なくとも2日は続き、症状が現れてから4週間以内に消失します。
外傷体験のあと、現実感の喪失は自分と他者が分離されているような感覚などの症状が起こることが多く、PTSDと同じように「再体験」「回避」「覚醒亢進」が生じます。

◆ストレス・シンドローム

精神的なストレスによって心身の健康が損なわれている状態を、ストレス・シンドローム(ストレス症候群)といいます。正式な医学用語ではなく、定義もあいまいな部分がありますが、一般に使われることもあるので、ここでは不安や恐怖などで日常生活に支障をきたしてしまう、いくつかの症候群を紹介します。

 触れ合い恐怖症候群

過保護に育てられ、集団生活における自己主張と忍耐、挫折を味わうことなく成長したために、成人になっても対人関係が苦手な人が、社会生活に適応できなくなる状態をいいます。

表面的な付き合いはできますが、踏み込んだ人付き合いにはストレスを感じやすく、職場などの上下関係をわきまえたコミュニケーションはとりわけ大きなストレスとなります。やがて社内での付き合いを避け、周囲から孤立した存在となり、本人もやる気や自身を失っていきます。結果としてミスも増え、周囲が自分の悪口を言っているのではないか、などと疑心暗鬼になり、出社できなくなっていくこともあります。

発想の転換をはかり、積極的に人の和に入っていく努力が必要になります。

 超高層ビル症候群

超高層ビルの20階以上にオフィスがある人が、出社するのがおっくうになり、めまいや耳鳴り、頭痛、吐き気、生理不順などの症状を示すケースをいう表現です。

超高層ビルは窓が開かず、完全な密閉状態ですが、地上より低い気圧は、自律神経系や内分泌系に影響を及ぼします。また、超高層ビルは常にほんの少しずつ揺れていますが、からだが常に揺れていると、平衡感覚をつかさどる三半規管などに作用して、これも自律神経系に影響し、めまいや頭痛などの不調をまねく原因となります。男性より女性の方が影響を受けやすく、悪化してくるとエレベーターにも乗れず、「出社拒否症」にもつながります。

オフィスに植物を置くなど、神経を癒す工夫をしたり、体調不良に気づいた時点で、1階に近い職場へ配置転換させてもらうなどの対応が大切です。

 セルフナーバス症候群

仕事が生きがいの会社人間が出世を目指して突き進み、順調に出世するものの、自意識過剰が高じて自分に対する周囲の評価が気になり、自分の噂を自分で集めたり、興信所に頼んで自分の社内での評価などを調査してもらうなどの状態に陥ったものをいいます。30代後半から40代の中間管理職に多くみられ、仕事や出世以外に趣味や仲のよい友人もいないような人が、かかりやすいといわれます。

周囲の評価が気になるので、正当な自己主張もできず、いつも不満を抱えているため、たとえ同僚より早く出世したとしても、根本的に自分に対する自信が持てません。同僚より出世が遅れれば疑心暗鬼がつのり、不信感が強くなってうつ状態になったりイライラしたりします。

他人の目を必要以上に気にしないようにするため、視野を広げて、生活全般を楽しむことができるようにすることが大切です。

 帰宅拒否症

会社第一主義の人が仕事に夢中になり、家庭を犠牲にした反発などから、配偶者や家族が仕事に理解を示さなくなったり、自分に無関心になってしまったため、精神的に追いつめられてうつ状態に陥ります。

家庭が安らぎの場ではなくなり、家に帰りたくないというだけにとどまらず、蒸発や自殺を引き起こす可能性もあるといわれます。
家族とのコミュニケーションがとれず、仕事一筋なのに、出世や給料の面で思うような成果が上げられないビジネスマンがかかりやすいといわれています。さらに、妻が出世や給料の不満を口うるさく言うことなどが原因で、家庭に居場所がなくなるケースが多いようです。

治療には、本人の意識改革だけでなく、家族を含めた相談なども行い、家庭のあり方を全員で見つめなおす必要があります。

 テクノ不安症(OA不安症)

社会全体でOA化が進む中、コンピュータなどのハイテク機器についていけず、それまで培ってきた仕事への自信をなくし、やがてパソコンのそばを通るのにも恐怖を感じるようになり、会社にも出られなくなってしまう状態を指します。
 これは、OA機器に対する嫌悪感、恐怖、なじめない、操作ができないなどの不適応感から、心身が拒否反応を起こした状態です。

次々と進化していくOA機器についていけない不安が引き金となって、精神的には不安、イライラ、不眠といったうつ状態に、からだの不調としては頭痛、腹痛、下痢などが起こります。
機械オンチを自認する30〜50代の、第一線で働く、特に管理職の人がかかりやすいといえます。真面目にパソコンをマスターしなければという気持ちも強く、努力もしますが、責任感の強さ、完璧主義が災いして、ストレスを溜め込んでいきます。

しかし、もともと苦手なことをマスターするのは簡単なことではありません。嫌々やっている気持ちを抑えて練習しても成果が現れず、焦燥感にかられ、ますますつらくなっていきます。それがやがて、パソコン自体への恐怖心や不安感に転換し、近づくことも触ることも避けるようになってしまうのです。

 主婦症候群

ストレスを原因として、主婦が落ち込む心身の不適応状態の総称です。
結婚や妊娠をきっかけに、仕事など自分がやりたかったことを諦めたことがストレスとなって生じるケースが多いようです。ストレスの原因を自覚している場合もそうでない場合も、夫や子供のために、主婦として一所懸命やってきたものの、自分は何のために生きているのかと、自分自身の価値を見失ってうつ状態に陥ります。

家事を完璧にこなそうという気持ちが、本人が考える以上に大きなストレスとなって現れる「台所恐怖症」や、潜在的に夫を憎んでいるため、包丁を手にすると夫を刺してしまうのではないかという恐怖を覚える「包丁恐怖症」という言葉が使われたりもします。

また、アルコール依存症の前兆ともいえる「台所飲酒(キッチンドリンク)」も、飲酒によって不安やイライラをまぎらわせている主婦症候群といえます。
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