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適応障害
「適応障害」は、ストレスと関連した障害です。
受験や離婚など、あるストレス(ひとつまたは複数)を経験したのち、3ヵ月以内に抑うつ感や不安感、勉学や仕事が続けられないといった行動障害などの反応が現れ、日常生活に大きく影響します。
うつ病の症状と似ていますが、うつ病に比べて症状が軽く、原因となるストレス要因が取り除かれて6ヵ月以内には、多くの場合症状がなくなることが特徴です。いわゆる「五月病」と呼ばれている状態も、適応障害とみなされます。しかし、ストレス原因が慢性的な場合には、症状はより長い期間続くことがあります。
◆要因
適応障害の原因となるものは、就学、独立、転居、結婚、離婚、失業などで、誰もが経験しうる出来事ですが、適応障害になった本人にとっては、乗り越えがたい非常に重大な出来事です。
・離婚、近親者の死、経済的困難
・配置転換、就職、転職、退職、技術革新による高度化、複雑化、変化のスピードの激化
・雇用形態の変化・多様化 …など
◆症状
適応障害の症状は、強い苦しみの感情や気分の落ち込みなどの精神的な不調が中心ですが、そのことが原因で、引きこもってしまったり、学校や会社をさぼるなど、学業、就業などが続けられない状態に陥る場合もあります。また、突然の暴力、暴飲など、社会のルールを無視するような「行動障害」となって現れることもあります。
情緒面
抑うつ気分(涙もろくなる、絶望感、気分の落ち込み …など)
不安(恐怖、焦り、イライラ、心配 …など)
抑うつ気分と不安の両方を伴うもの
行動
社会的規範や規則を犯す行為
(破壊行為、無謀運転、けんか、無断欠勤、遅刻 …など)
社会的引きこもり …など
身体
さまざまな身体的不調の訴え
受診までの経緯には、本人自身が不適応感に悩んで訪れる場合と、家族や周囲の人が本人の不適応行動に困って訪れる場合とがあります。
◆治療方法
薬物療法
症状に応じた薬の投与は考えられますが、ストレス因子が関係しているため薬物はあくまで対症療法的な立場となります。
精神療法
環境調整をしてストレスを軽くしながら、本人の感情を吐露させる支持的な精神療法や家族療法、適切な行動を身につけさせたり、問題を解決する問題解決型の精神療法があります。
個人へのアプローチだけでなく、配置転換や家族への働きかけなど環境へのアプローチも重要です。
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